性器のかゆみ
セックスの後に性器にかゆみが出ると、性感染症に感染した可能性があります。
その他にも、
・外陰部が腫れたり、おりものが膿のようなら、トリコモナス膣炎
・外陰部の周りにイボがあったら、尖圭コンジローム
・白くてポロポロのおりものがあったら、カンジダ膣炎
などの可能性があります。
かゆみが出た場合は、なるべく早めに婦人科で検査してもらいましょう。
一人ではなく、必ずパートナーと一緒に治療を受けるように。
性感染症の予防方法
性感染症を予防する一番の方法は、不特定多数の人とセックスをしないことです。
ただし、特定の相手だけの場合でも、相手が病気に感染している可能性もあります。
必ずコンドームをつけて予防をしましょう。
■性器ヘルペス
性器ヘルペスは、初期に外陰部のかゆみと腫れを感じます。
その後、米粒大の水泡ができて、その水泡が潰れて潰瘍になると、激しい痛みを伴います。
治療には、外用薬や抗生物質を使います。
再発しやすい性感染症のため、きちんと予防をしておきましょう。
■クラミジア感染症
クラミジア感染症は、約1〜3週間の潜伏期間があってから、症状が出ます。
おりものの量が増えたり、不正出血をしたり、下腹部に痛みを感じたり、
排尿時に痛みを伴うなどの症状が出ますが、自覚症状がないこともあります。
治療には抗生物質を使います。
クラミジア感染症も再発しやすいので、薬を飲み続ける必要があります。
■淋病
淋病は、感染から数日後に膣炎が起こり、おりものの量が増えたり、陰部にかゆみが
出てきます。
また、子宮頸管炎、卵管炎、子宮内膜炎などを併発し、不妊になってしまう可能性もあります。
治療には薬物療法を使いますが、完治するまでには長い時間がかかります。