排卵日前後におなかが痛くなるのは?
排卵日の頃におなかが痛くなるのは、排出された卵子が卵巣壁を破って飛び出すことに
原因があります。
卵巣壁の血管が太い部分から飛び出すと出血し、痛みもあります。
また、成熟卵胞の大きさは毎月異なるので、大きいときほど痛みを感じます。
病気ではないので、あまり心配する必要はありません。
ただし、鎮痛剤を飲んでも痛みが治まらなかったり、生理ごとに痛みが続くようなら
婦人科でピルや漢方薬を処方してもらいましょう。
下腹部のしこり
下腹部を触ってみて、しこりがある場合は子宮筋腫の可能性があります。
ただし、若い人の場合はそれほど筋腫は大きくならないので、単に卵巣が腫れている
だけの場合も多くあります。
気になるようなら、一度婦人科へ行って検査を受けると良いでしょう。
おりものの臭い
健康であれば、おりものの臭いはほとんど無く、無色透明または乳白色をしています。
下着に付くと酸っぱい臭いがしたり、黄色っぽくなることもあります。
排卵日になると臭いが強くなったり、粘り気が出たりしますが、それほど問題はありません。
ただし、悪臭がある場合は、トリコモナス膣炎、非特異性膣炎などの病気の可能性もあります。
臭いがひどい場合は、必ず婦人科へ行きましょう。
下腹部の痛み
下腹部が痛む場合は、子宮筋腫や子宮内膜症などの病気の可能性があります。
子宮筋腫は、筋腫が子宮の内壁と癒着すると激しい痛みを起こします。
子宮内膜症は、生理痛がひどかったり、生理以外でも下腹部が痛むこともあります。
他にも、炭層腫瘍やクラミジア、淋病などの病気の可能性もあります。
婦人科へ行っても原因がわからない場合は、内科のお医者さんへ行きましょう。
セックスのときに痛む
セックスのときに痛む場合、痛むタイミングで以下のように原因が異なります。
■挿入時
カンジダ膣炎、外陰炎、尖圭コンジローム、性器ヘルペス
■ピストン運動時
膣炎、尖圭コンジローム、膀胱炎、便秘
■性器を突かれた時
子宮筋腫、子宮内膜症