重大な決断をしない
うつ(鬱)病になると、ものごとを悪い方へ考えてしまいがち。
そのため、普段なら何でもない些細なことでも気にしてしまい、自分のことを否定してしまいます。
最悪の場合は、退職や離婚を決断してしまいますが、この決断は脳の機能不全によって物事を極端に悪く見た結果なので、患者さんの本当の考えとは異なります。
重大な決断をする場合は、うつ病から回復して、よく考えてからでも遅くありません。
焦って決断をして退職や離婚をしてしまうと、環境の悪化を招いたり、サポートする人がいなくなり、治療に時間がかかってしまいます。
また、さらに新しいストレスの原因ができてしまう可能性もあります。
治療を焦らない
うつ(鬱)病の症状は、治療の過程で良くなったり、悪くなったりを繰り返しながら、少しずつ回復していきます。
調子が良くなると、今までの遅れを取り戻そうと思って、頑張りすぎてしまう傾向がありますが、悪くなった場合の落ち込みもひどくなってしまいます。
調子が良い場合は、頑張る気持ち少し抑えるようにしましょう。
また、調子が悪くなった場合にも焦ってしまうと、症状がさらに悪化してしまいます。
悪い時もあれば良くなる時もあるので、少し待って悪い波が遠ざかるのを待つように心がけましょう。
自分を責めない
うつ(鬱)病の急性期には、夜にうまく眠れない、食欲不振、気分の落ち込み、体のだるさ、などの症状が続き、とても辛いものです。
また、すぐに自分を責めてしまい、自信をなくしてしまいますが、このような症状は治療を続ければ必ず改善します。
暗闇の中に一人ぼっちでいるような感じになる場合もありますが、照らしてくれる光があることを信じて治療を続けましょう。
耐え難い辛い気持ちが溢れてきたら、一人で悩まずに、家族や医師に何でも良いので話すようにしてください。