うつ病の症状
ストレスが溜まったり、人間関係でちょっとしたトラブルがあったり、気持ちが落ち込んだり、寂しくなることは誰でもあります。
しかし、この状態が長期間続いて、なかなか抜け出せない状態になると、うつ(鬱)病になってしまいます。
うつ病になると、考え方が否定的になったり、些細なことでも落ち込んでしまったり、好きなことをやっても興味が無くなって楽しめなくなります。
また、集中力もなくなってしまい、仕事や家庭のことも上手く出来なくなり、自分を責める気持ちが出てきます。
自責感が強くなると「自分はダメな人間だ」と思うようになり、会社を辞めてしまったり、離婚をしたり、と最悪の事態を招く可能性もあります。
うつ病には、心と脳が関係していますが、体にも症状として現れる、という特徴があります。
例えば、夜中や明け方に目が覚めてしまったり、夜になかなか眠れないという睡眠障害が起こります。
うつ病の患者の90パーセント以上に、この睡眠障害が見られます。
他にも、食欲不振、体のだるさ、口の渇き、下痢や便秘、めまい、動悸、頭痛など、自律神経失調症と同じ症状があらわれます。
そのため、うつ病とは気付かずに内科のお医者さんを受診する患者さんが意外と多くいます。