サーモフィラス菌
ヨーグルトに含まれている菌で注目を集めているものに、サーモフィラス菌もあります。
サーモフィラス菌は、腸内細菌のバランスを調節する働きがあるので、便秘の解消に大変役立ちます。
また、腸の働きを整えるのですから、下痢の方にもオススメです。
そして、サーモフィラス菌はブルガリア菌と同様、ヨーグルトやチーズを作るときのスターターとして認められています。
ブルガリア菌との相性も良いので、古くからヨーグルト作りに用いられてきた菌です。
また、この菌はヨーグルトの舌触りをよくしてくれる役割も担っています。
ですから、美味しいヨーグルトには、欠かせない菌といって過言ではないでしょう。
世界保健機構(WHO)や国際連合食料農業機関(FAO)では、ヨーグルトの厳密な定義として、「ヨーグルトは乳及び乳酸菌を原料とし、ブルガリア菌とサーモフィルス菌が大量に存在し、その発酵作用で作られた物」と1977年に定めています。
ですから、サーモフィラス菌が使われていないヨーグルトはヨーグルトではないといっても良いかもしれません。
そのぐらいに古くからヨーグルト作りに使われている菌ですから、安心して摂取することができるでしょう。
腸内環境を整えたい方、便秘を解消したい方などは、サーモフィラス菌の入ったヨーグルトを毎日たべて、身体の内側から健康を目指すと良いのではないでしょうか。