睡眠のリズム
鬱(うつ)病になると、夜に眠れなくなったり、午前中は抑うつ気分になり、午後から症状が軽くなっています。
これは「日内変動」と呼ばれていて、生活パターンの昼夜が逆転してしまうことがあります。
回復期では症状が安定してくるため、朝はきちんと起床して太陽の光を浴びたり、散歩をするなどして、少しずつ昼間の活動を増やしていきます。
そして、夜はなるべく早めに寝るようにして、睡眠のリズムを整えるようにします。
始めのうちは、患者さんだけで睡眠のリズムを整えることが難しいため、朝起きたら「疲れたらいつでも休んでいいよ」と声をかけてあげましょう。
また、睡眠のリズムを整えるためには、少しずつ起きる時間を早めるようにしましょう。
1週間に1時間ずつ早めるようにすれば、患者さんにとっての負担も軽くなります。
社会復帰のためには、生活のリズムを整えることが大切なので、焦らず確実に整えるように心がけましょう。