うつ病の急性期
うつ(鬱)病の急性期とは、気分が落ち込んだり、不安になったり、イライラしたり、という症状を改善させるための期間です。
うつ病になった場合、早期改善を目標にすると気持ちが焦り、逆に不安になったりするので、焦らずにゆっくりと治療を始めていきましょう。
回復の過程で良くなった症状が悪くなる場合もよくあることなので、焦りは禁物。
急性期の治療で大切なのは、心の休息。
心にストレスのある状態で治療を行っても、あまり効果は期待できません。
治療の効果を最大限にあらわせるように、まずは一人で抱えている負担を軽くして、心を休息させましょう。
また、うつ病には脳の機能不全が関係して、物の見方が否定的になっているので、脳の機能不全を改善させるために薬の服用も大切です。
ただし、抗うつ剤には即効性がなく、服用を続けているうちに少しずつ症状が改善されていきます。
最初のうちは、体を薬に慣らすつもりで服用を続けましょう。
吐き気などの副作用があらわれる場合もありますが、これも少しずつ治まっていくので心配する必要はありません。
また、何か薬について分からないことがあった場合は、一人で心配したりせずに担当の医師にきちんと相談するようにしましょう。